自らの実体験を元に、連続拉致強姦事件の最初の被害者になった「水井真希」が初監督を務めた「映画ら」です。
水井真希は、1990年8月10日生まれ「グラドル・女優・脚本家・映画監督」です。
映画監督「西村喜廣」に弟子入りをして映画を学んだ後に、自らの性被害体験である「映画【ら】」を脚本監督で世に送り出しました。その映画「ら」は…
- ゆうばり国際ファンタスティック映画祭入選
- ボストンアンダーグランドフィルムフェスティバル上映
など国内外10の映画祭で上映され、日本では2015年3月7日から順次「渋谷アップリンク・大阪第七藝術劇場・名古屋シネマスコーレ・愛媛シネマルナティック」で公開された映画作品です。
映画の「ら」は「拉致の頭文字のら」という意味になります。
性犯罪ドキュメント【ら】
絶望的な状況でも犯人を逆上させずに"主導権"を握ろうと低姿勢に出る少女…
その真逆の性格で気の強さを前面に押し出して、拒絶する別の少女…
実際の事件では立件された数は3件で、立件できなかった犯罪を含めるともっと被害者は多いはずです。
そんな犯人と数名の被害者少女のやり取りは、かなりのリアリティがあると評されています。
そして映画として魅せるカメラワークも良い映画になっていますよ。
映画【ら】の個人的な率直な感想
正直、こういう実録犯罪の映画を色々と評価してはいけませんが、私自身の見解を示したいと思います。
… 全てが中途半端なリアリティとファンタジーの混濁になっています…
上記の「予告編」でも出て来るフクロウ人間など、森の中での想像シーンが出てくるんですね。
映画自体がリアルの現実を描き、森のシーンが少女の精神を描いているんですが、リアル描写だけなら「再現シーン」になるので、映画にするためにファンタジー感を出していると感じました。
映画としての面白さよりも、事件としてのリアルな姿を追求して欲しいと思ったのが個人的な感想ですね。
全国ロードショーでない作品だっただけに、ドミュメンタリーを追求して欲しかったです。
分かりやすく言えば「最後には、敵も見方も一緒に楽しそうに踊るインド映画のエンディング」を見せられた気分になります。題材的にエンターテインメント性は不要な作品ですね。
映画【ら】を見るならば!
色々と鑑賞した感想を述べましたが、興味があれば上記の予告やインタビュー動画をご覧くださいね。
個人的には、映画の方向性がホントにもったいないという印象です…
現在は上映されていませんが、色々と調べた結果「楽天」にDVDが残っていますよ。
売り切れ時はすいません ^^;
この犯罪事件は「平成13年~16年 / 2001年~2004年」ほどの事件だと推測されますが、ネットには掲載されていない事件だと思います。
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